児童虐待、22万3691件=24年度「心理的」が6割―政府



政府は30日、全国の児童相談所(児相)が2024年度に対応した虐待相談件数が22万3691件だったと発表した。過去最多だった前年度より1818件(0.8%)減少したが、こども家庭庁は「依然として多い状況にあることに変わりはない」と危機感を示している。種類別では、大声や脅しで恐怖に陥れる「心理的虐待」が13万3024件(前年度比1.4%減)と全体の6割を占めた。

心理的虐待のうち、6割が子どもの面前で家族に暴力を振るう「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」だった。殴る蹴る、風呂に沈めるなどの「身体的虐待」は5万2535件(1.8%増)、子どもを残して外出する、食事を与えないといった「ネグレクト(育児放棄)」が3万5612件(2.3%減)、「性的虐待」が2520件(1.9%増)。

主な虐待者は実母が48.2%、実父が42.9%、実父以外の父親が4.9%、実母以外の母親が0.4%。虐待された子どもの年齢は7歳(1万3800件)が最も多く、3~11歳で1万3000件を上回った。子どもの年齢が上がるにつれて、身体的虐待の割合が大きくなる傾向がみられた。

児相への通告は、警察からが51.7%、近隣・知人が8.9%、家族・親戚が8.4%、学校が8.0%だった。

【時事通信社】 〔写真説明〕児童相談所虐待対応ダイヤル「189(イチハヤク)」の活用を呼び掛けるポスター(こども家庭庁ホームページより)

2026年01月30日 14時16分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース