イラン、停戦計画を拒否か=米は「交渉継続」強調



【ワシントン、イスタンブール時事】トランプ米政権がイラン側に提示したとされる核開発計画放棄など15項目の停戦計画について、イラン国営メディアは25日、同国が受け入れを拒否したと報じた。一方、トランプ大統領は同日、「彼らは交渉中だ。彼らは合意を結びたいが、それを口にすれば自国民に殺されると恐れているのだ」と強調。レビット米大統領報道官も「交渉は続いている」と語り、イランに要求を受け入れるよう迫った。

米イスラエルとイランの交戦開始から28日で1カ月。ホルムズ海峡の事実上の封鎖により世界の原油価格が高騰する中、戦闘終結に向けた動きも伝えられている。

イラン国営英語放送局プレスTVによると、イラン側は米側の停戦計画の要求内容が「過剰だ」と反発し、受け入れを拒否。対案として、戦争被害の賠償やホルムズ海峡でのイランの主権行使容認、「侵略と暗殺」の完全停止など五つの条件を提示したという。

レビット氏は25日の記者会見で、イランと「建設的な対話を続けている」と主張。その上で「もしイランが現実を受け入れなければ、かつてないほどの攻撃を受けるだろう。大統領ははったりを使わず、地獄を解き放つ覚悟がある」と威嚇した。

米CNNテレビによると、トランプ政権は今週末に仲介役のパキスタンでイランとの高官協議を開く方向で調整中。バンス副大統領を派遣する予定だが、時期や出席者などは流動的だと伝えた。

一方、対米協議を主導すると目されるイランのガリバフ国会議長はSNSで、「敵対勢力がある近隣国家の支援を受け、イランの島一つを占領する準備を進めている」と指摘。「その国家の全ての重要インフラを攻撃の標的とする」と述べた。

【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ米大統領=24日、ワシントン(EPA時事)

2026年03月26日 10時18分


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