
【ワシントン、イスタンブール、ニューデリー時事】トランプ米大統領は25日、イランとの戦闘終結に向けた協議を巡り、米代表団の仲介国パキスタンへの派遣を中止した。自身のSNSで明らかにした。米イランの2度目の対面協議の行方が焦点だったが、実現は見送りとなった。ただ、イラン側はパキスタンと緊密に接触を続けており、なお調整が続いているもようだ。
トランプ氏は「イラン指導部内で激しい内紛と混乱が起きている。誰が主導しているのか誰も分からない」と投稿。「われわれは全ての(交渉の)カードを持っているが、イランには何もない」と指摘し、対話継続を望むなら米側に改めて連絡するよう訴えた。
さらにトランプ氏は、南部フロリダ州で記者団に、イラン側から新たな提案が示されたものの「まだ不十分だ」と語った。米国からはウィトコフ中東担当特使とトランプ氏の娘婿クシュナー氏が、25日にパキスタンへ出発する予定だった。
一方、イランのアラグチ外相は25日、パキスタンの首都イスラマバードでシャリフ首相や軍トップのムニール参謀長らと会談した。終了後、X(旧ツイッター)への投稿で「恒久的な戦闘終結のため実行可能な枠組みに関するイランの立場を共有した」と強調。ロイター通信は、アラグチ氏が米国への提案と、米国の要求に対する見解をパキスタン側に伝えたと報じた。
【時事通信社】
〔写真説明〕25日、米南部フロリダ州のパームビーチ国際空港で記者団の取材に応じるトランプ大統領(AFP時事)
2026年04月26日 08時22分