米イラン、再協議模索か=仲介国パキスタンへ代表団



【ワシントン、カイロ、ニューデリー時事】レビット米大統領報道官は24日、イランとの戦闘終結に向けた協議のため、ウィトコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿クシュナー氏が25日に仲介国パキスタンに向けて出発すると明らかにした。イランのアラグチ外相は24日夜(日本時間25日未明)にパキスタンの首都イスラマバードに到着。11~12日に行われた1回目の交渉は物別れに終わっており、再協議の実現に向けて調整が進められているもようだ。

レビット氏は「イラン側の話を聞く。進展を望む」と述べた。前回協議で米代表団を率いたバンス副大統領は同行しないものの、必要に応じて現地入りする可能性を示唆した。

イランのメディアによると、アラグチ氏はイスラマバードでパキスタン軍のトップ、ムニール参謀長らと会談した。ムニール氏は15~17日にイランを訪れ、アラグチ氏やガリバフ国会議長らとの会談で米側のメッセージなどを伝達。イラン側は米国が示した新提案の内容を精査した上で、パキスタン側に回答や原則的立場を伝えたとみられる。

米ABCテレビはパキスタン政府高官の話として、まずはパキスタンがイラン代表団、米代表団と個別に会談し、道筋が付けば米イランが26日にも対面で協議する段取りだと報じた。

ただ、イラン外務省報道官は25日、X(旧ツイッター)への投稿で「米国との協議は予定されていない」と強調した。アラグチ氏はパキスタン訪問後はオマーンとロシアを訪れる予定。イランはこれまで、米軍がイラン港湾に出入りする船舶を対象とした海上封鎖を続ける限りは再協議に応じないと繰り返し主張している。

【時事通信社】 〔写真説明〕イスラマバードで会談するイランのアラグチ外相(左)とパキスタン軍のムニール参謀長=イラン外務省が25日提供(AFP時事) 〔写真説明〕24日、パキスタンに到着したイランのアラグチ外相(中央)=25日にパキスタン情報放送省が提供(AFP時事)

2026年04月25日 17時33分


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