協議「急がず」、圧力継続=イランは結束誇示―トランプ米大統領



【ワシントン、イスタンブール時事】トランプ米大統領は23日、ホワイトハウスで記者団に対し、イランとの戦闘終結に向けた協議を「急ぎたくはない。時間は十分にある」と語った。イランとの停戦延長後も、米軍はイラン港湾に出入りする船舶への海上封鎖を続けており、経済的圧力を高めてイランに合意を迫る姿勢を強めている。

トランプ氏は21日、期限を明示せずにイランとの停戦延長を発表。23日の記者団とのやりとりでは「彼らは誰が国を指導しているかも知らない。混乱しており、それを少しでも解決する機会を与えようと思った」と延長の理由を語った。

また、「この件が解決するまで、1日当たり5億ドル(約800億円)を稼がせるつもりはない」と述べ、海上封鎖でイランの原油輸出への締め付けを続けると強調。原油輸送の要衝ホルムズ海峡に関し「完全に掌握している。イランが合意するか前向きな進展があれば開放される」と述べた。

これに先立ち、トランプ氏はSNSで、イラン指導部内で「強硬派」と「穏健派」が対立していると主張。交渉を進めるための「統一した提案」を示すよう、イラン側に改めて求めていた。

イランのガリバフ国会議長は23日、X(旧ツイッター)で「イランには過激派も穏健派もなく、全員がイラン人で革命家だ。国民や国家と固く結束し、最高指導者に完全な忠誠を誓っている」と反発した。

ペゼシュキアン大統領やモホセニエジェイ司法府代表も同様の投稿を行い、「犯罪的な侵略者に後悔させる」とトランプ氏をけん制。アラグチ外相も「戦場と外交は、同じ戦争において完全に連携した戦線だ」とXで指摘し、体制内の結束を誇示している。

一方、米中央軍は23日、空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」が同軍が管轄する中東地域に入り、インド洋を航行していると発表した。紅海にいる空母「ジェラルド・フォード」、アラビア海の空母「エーブラハム・リンカーン」と合わせ、同地域に展開する米空母は3隻となった。

【時事通信社】 〔写真説明〕23日、ワシントンで記者団の取材に応じるトランプ米大統領(EPA時事)

2026年04月24日 14時31分


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