米大統領、停戦延長「制約ない」=11月の中間選挙考慮せず―イランは海上封鎖の解除要求



【ワシントン時事】トランプ米大統領は22日、FOXニュースに対し、イランとの戦闘終結を目指す協議や停戦の延長期間について、「時間的な制約はない」と語った。複数の米メディアはこれに先立ち、トランプ氏が延長期間を「3~5日間」とする意向だと伝えていたが、報道を「虚偽だ」と否定した。

また、戦闘終結の時期を問われると「期限は区切っていない」と述べ、11月に迫る中間選挙などの政治的日程は考慮していないと強調。「米国民にとって良い合意を望んでいる」と語った。

トランプ氏は21日、期限を明示せずに停戦を延長。イランに対し、戦闘終結に向けた協議で「統一した提案」を示すよう求めた。ニュースサイト「アクシオス」などは22日、「トランプ氏が3~5日与える用意がある。無期限ではない」と伝えていた。

レビット大統領報道官も22日、記者団に対し、トランプ氏が停戦延長の「明確な期限を設けていない」と表明。イラン指導部は「内部で分裂している。現実主義者と強硬派との争いが起きている」と主張し、「われわれは(イラン政府の)統一した対応を望んでいる」と述べた。

また、FOXニュースに出演し、イランが要衝ホルムズ海峡周辺で、イスラエルに関係する船舶を含め計2隻を拿捕(だほ)したことについて「海賊行為だ」と非難。ただ、米国やイスラエルの船籍ではなかったことから、停戦合意には違反しないとの認識を示した。

一方、これまでの交渉でイラン側の中心人物だったガリバフ国会議長は22日、X(旧ツイッター)で、米側の海上封鎖が続く間は「完全な停戦」はないと批判し、「停戦違反の状況ではホルムズ海峡の開放は不可能だ」と反発した。ペゼシュキアン大統領も、「海上封鎖や威嚇行為こそ交渉の主要な妨げになっている」と訴えた。

【時事通信社】 〔写真説明〕22日、ホワイトハウスで報道機関の取材に対応するレビット米大統領報道官(EPA時事) 〔写真説明〕トランプ米大統領=21日、ワシントン(EPA時事) 〔写真説明〕トランプ米大統領=18日、ワシントン(AFP時事)

2026年04月23日 18時08分


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