
【ワシントン、イスタンブール時事】トランプ米大統領は3日、自身のSNSで、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の通過を阻まれている船舶の航行を支援すると表明した。対イラン軍事作戦に関与していない第三国の船舶が対象で、現地時間4日朝に開始する意向を示した。米中央軍は駆逐艦や100機超の航空機、1万5000人の米兵が参加すると発表した。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は、米高官の話として、海峡を通過する船舶を米海軍の軍艦が護衛するのではなく、イランが海峡に敷設したとされる機雷の位置情報の伝達などが想定されていると報じた。航行の安全情報を提供する多国籍の合同海事情報センターは4日、ホルムズ海峡のオマーン寄りに米国が新たに「安全強化区域」を設置したと説明した。
一方、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は4日、ホルムズ海峡に関し、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ東方約30キロ地点沖から同海峡を抜けた東部フジャイラ沖までの海域はイランの支配下にあると主張。イラン軍中央司令部のアブドラヒ司令官は、「米軍がホルムズ海峡に近づき、入ろうとすれば攻撃する」と警告した。
これに先立ち、イラン外務省報道官は3日、米国との戦闘終結に向けた14項目の新提案に対し、米国から仲介国パキスタンを通じて回答があり、内容を精査していると明らかにした。国営メディアが伝えた。トランプ氏は同日、SNSに「米代表団がイランと非常に前向きな協議を行っている」と投稿した。
【時事通信社】
〔写真説明〕イラン革命防衛隊が4日公表したホルムズ海峡の地図。同隊は赤い線の内側の海域はイランの支配下にあると主張した(同国メディアより)
〔写真説明〕2日、米南部フロリダ州ウェストパームビーチで、記者団の取材に応じるトランプ大統領(AFP時事)
〔写真説明〕オマーン側から撮影したホルムズ海峡内の船舶=1日(ロイター時事)
2026年05月04日 20時12分