
【ワシントン、イスタンブール時事】トランプ米大統領は5日、SNSで、イランとの戦闘停止に関し「完全かつ最終的な合意」に向けた「大きな進展」を受け、原油輸送の要衝ホルムズ海峡での航行支援を短期間停止すると発表した。合意に署名できるか見極める間としている。航行支援は4日に開始したばかりで、唐突な方針転換となった。
戦闘停止を巡る交渉の仲介国パキスタンなどの要請に基づき、イラン側との間で一致したという。交渉で具体的に進展があったかどうかは不明。イラン港湾の海上封鎖は継続する。
これまでの交渉では、イランが示した米軍が再攻撃しない保証や海上封鎖の終了などを含む14項目の新提案に対して米側が回答。これを受けてイラン側は内容を精査していた。イランは核協議の先送りを求めているのに対し、米国は核放棄を含む包括的な合意を迫ってきた。
米国では、イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖などの影響でガソリン代が高騰している。トランプ氏は、紛争が泥沼化し、11月の中間選挙で有権者の反発を受けるのを避けたいのが本音とみられる。
【時事通信社】
〔写真説明〕5日、ホワイトハウスで会合に出席するトランプ米大統領(AFP時事)
2026年05月06日 19時13分