
【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は11日、ホワイトハウスで記者団に対し、イランとの戦闘終結に向けた交渉について「素晴らしい解決に至った」と主張し、今週末にも欧州で覚書に署名するとの見通しを示した。米ブルームバーグ通信などは、14日にもジュネーブで署名が行われる可能性があると伝えた。トランプ氏は、予告していたイラン攻撃の中止を発表。足踏みしていた交渉の進展を示唆した。
トランプ氏は11日朝、イランを同日夜に「激しく攻撃する」とSNSで予告。だが、午後に入り、交渉が「イラン指導部の最高レベル」に持ち込まれ、進展したとほのめかし、攻撃中止へと方針を一転した。
その後、イランと詰めの作業を進めており、バンス副大統領らが覚書署名に立ち会うほか、署名は「13日」と記者団に語った。イラン最高指導者モジタバ・ハメネイ師が合意を承認したとの認識も表明。「核兵器をいかなる形でも保有せず、購入もしない」ことでイランが合意したと主張した。
イランメディアは、同国外務省報道官が11日、合意に関し「結論は出していない」と述べたと伝えた。覚書の大部分で折り合ったものの、米国が繰り返し立場を変えたと非難したという。また、イラン側が提示した内容を米国が受け入れ、合意実現の可能性が高いと伝えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕11日、ホワイトハウスで発言するトランプ米大統領(AFP時事)
2026年06月12日 20時13分