米高官、戦闘終結合意「近い」=イラン指導部、強硬派説得か―数日内署名の可能性



【ワシントン、カイロ、ニューデリー時事】米政府高官は12日、イランとの戦闘終結に向けた交渉について、「ゴールには至っていないが、非常に近い」と述べ、覚書署名が数日内に迫っていると強調した。イランのアラグチ外相も同様の認識を示しており、交渉は大詰めを迎えている。

アラグチ氏は12日にSNSで、覚書締結に「かつてないほど近づいている」と指摘。地元メディアに対し、数日以内に締結される可能性があると述べた。イラン外務省報道官は意見集約の「最終段階にある」と述べており、対米強硬派の説得工作などを進めているもようだ。交渉を仲介するパキスタンのシャリフ首相も、覚書の最終的な文言で合意に達したと表明した。

米高官は覚書について、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の通航再開や米軍の海上封鎖の解除を実現し、イランの核開発制限へとつながる内容だと説明。イランが覚書で合意した内容を履行する見返りに、米側は対イラン制裁緩和に応じる方針という。

合意が近づく中、駆け引きも続いている。イランのメヘル通信は12日、米国などによる3000億ドル(約48兆円)規模のイラン再建案の提示などが盛り込まれた14項目の覚書案を報道。トランプ米大統領は「フェイクニュースだ」と反発し、バンス副大統領も「合意署名だけでイランが現金を受け取ることはない」と強調した。

【時事通信社】 〔写真説明〕ホルムズ海峡を航行する船舶=1日、イラン南部バンダルアバス(AFP時事)

2026年06月13日 07時08分


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