イラン首都で故ハメネイ師の葬列=「体制盤石」誇示



【テヘラン時事】米イスラエルの軍事作戦で殺害されたイラン前最高指導者、アリ・ハメネイ師の葬列が6日、イランの首都テヘランで行われた。多くの人々が参列し、車両に乗せられたハメネイ師と親族のひつぎを見送った。

黒い服を着た市民らは、ゆっくりと進む車両に触れたり写真を撮ったりしながら、「殉教者」に別れを告げた。イラン国旗や「正義への要求の象徴」(国営メディア)とされる赤い旗、ハメネイ師の写真などを手に集まった人々に加え、トランプ米大統領やイスラエルのネタニヤフ首相への報復を求める人もいた。

イラン政府としては、国内外から注目が集まる中で大勢の市民を結集させ、イスラム体制が盤石だと誇示する狙いがある。国防・外交を統括する最高安全保障委員会は5日の声明で「これがあなたたちが数日で打ち負かすことができると思っていたイランだ」と強調した。

4日に始まった一連の国葬行事では、ハメネイ師の後を継いで最高指導者となった次男モジタバ・ハメネイ師の姿が確認されていない。イランメディアは5日、モジタバ師の兄弟3人が参列する様子を伝えており、同師の不在が際立っている。

初代指導者ホメイニ師の国葬では参列者がひつぎに殺到し死傷者が出た。今回の葬列では混乱を避けるため、当局はひつぎに無理に近づかないよう呼び掛けている。

【時事通信社】 〔写真説明〕6日、イランの首都テヘランで行われた前最高指導者、アリ・ハメネイ師の葬列に参列する人々(AFP時事) 〔写真説明〕5日、イランの首都テヘランで、故アリ・ハメネイ師の国葬に参列する息子ら(最高指導者事務所提供)(AFP時事)

2026年07月06日 16時33分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース