
【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は3日、国際月探査「アルテミス計画」の有人宇宙船の打ち上げを3月以降に延期すると発表した。2月の実施を予定していたが、打ち上げ前の試験で燃料の液体水素漏れが生じた。
今回はアルテミス計画の第2弾ミッションで、新型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」に宇宙船「オリオン」を搭載し、米国とカナダの計4人の宇宙飛行士を送り出す。約10日間で月を周回し、地球に帰還する。
この成否は1972年の「アポロ17号」以来となる人類の月面再着陸を目指す第3弾ミッションの日程に直結する。アルテミス計画には日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)も参画している。
NASAのアイザックマン長官はX(旧ツイッター)で「SLSの打ち上げ間隔が3年以上空いたため、課題が生じることは十分予想していた」と強調。「常に安全最優先だ。完全な準備が整ったと判断した時点でのみ打ち上げる」と表明した。
〔写真説明〕ケネディ宇宙センターの発射台に据え付けられた宇宙船「オリオン」を搭載した新型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」=1月30日、米フロリダ州(EPA時事)
2026年02月04日 08時06分