「レアアース泥」試験採取成功=南鳥島沖深海底から―海洋機構など



海洋研究開発機構などは2日、探査船「ちきゅう」が南鳥島(東京都小笠原村)の水深約6000メートルの海底からレアアース(希土類)を含む粘土状堆積物の試験採取に成功したと発表した。レアアース生産量の大部分を中国産が占める中、国産による安定供給に向けた一歩になる可能性がある。

この堆積物は「レアアース泥」と呼ばれ、モーターや発電機の高性能磁石に使われるネオジム、ジスプロシウムなどを多く含む。

海洋機構によると、ちきゅうは1月17日に現場海域に到着した。先端に「採鉱機」と呼ばれる筒状の装置を付けた長いパイプを海底まで伸ばし、同30日にレアアース泥の採取作業を開始。今月1日未明に最初の泥が船上に引き上げられたという。

ちきゅうは15日に静岡県・清水港に帰港する予定で、採取した泥に含まれるレアアースの種類や量などを分析する。順調に行けば、来年2月に採鉱試験を行い、採算性を検討する方針。

〔写真説明〕記者会見する尾崎正直官房副長官=2日午前、首相官邸

2026年02月03日 07時48分


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