
【ストックホルム時事】ノーベル生理学・医学賞を受賞した大阪大の坂口志文特任教授(74)のストックホルム滞在中の様子などを紹介する、大学の公式マスコットキャラクター「ワニ博士」がSNSなどで注目を集めている。縫いぐるみを手にしたえんび服姿の坂口さんの写真などが投稿されており、広報担当者は「ワニ博士を入り口に、大阪大の研究に興味を持ってほしい」と話している。
ワニ博士は、阪大豊中キャンパスで1964年に化石が発見された「マチカネワニ」がモチーフ。10月の受賞決定後に注目され始め、坂口さんと着ぐるみが並んだ写真はこれまでに7000以上リポスト(再投稿)された。学内やオンラインで販売されていたグッズには注文が相次ぎ、阪大生活協同組合によると、現在も縫いぐるみなど一部商品で品切れ状態が続いているという。
阪大広報課の原田慧さんは「坂口先生の他にも面白い研究をしている先生たちが数多くいる」と話している。
〔写真説明〕ストックホルムのノーベル博物館で大阪大の坂口志文特任教授がサインした椅子と写る「ワニ博士」(阪大の公式Xより)
〔写真説明〕ノーベル賞授賞式を前に、ストックホルム市内の老舗紳士服店でえんび服を試着した大阪大の坂口志文特任教授と「ワニ博士」(阪大公式Xより)
2025年12月13日 14時32分