
「クライマーズ・ハイ」などを手掛けた映画監督の原田眞人(はらだ・まさと)さんが8日午前0時39分、東京都内の病院で死去した。76歳だった。喪主は妻瑞穂(みずほ)さん。後日お別れの会を開く。
静岡県出身。1979年に監督デビュー。95年の「KAMIKAZE
TAXI」は海外でも高い評価を受けた。その後、「金融腐蝕列島
呪縛」(99年)、「突入せよ!
『あさま山荘』事件」(2002年)などの社会派作品を世に送り出した。日航機墜落事故を題材にした横山秀夫原作の小説を映画化した「クライマーズ・ハイ」(08年)は、日本アカデミー賞10部門で優秀賞を受賞した。
井上靖の自伝的小説を映画化した「わが母の記」(12年)は、モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリに選ばれた。
〔写真説明〕原田眞人監督
2025年12月13日 16時10分