臨時国会が召集=衆参で少数与党に



第218臨時国会が1日、召集された。7月の参院選で自民、公明両党が大敗し、衆参両院とも少数与党になってから初の国会。秋に想定される臨時国会と合わせ、物価高や日米関税合意を受けた経済対策、ガソリン税の暫定税率廃止などの重要課題にどのような答えを出すか、与野党双方の責任が問われる。会期は5日までの5日間。

石破茂首相(自民総裁)は首相官邸で記者団に「立法府の皆さまと誠実、着実に議論し、国民への責任を果たしたい」と述べ、引き続き政権を担う決意を表明。これに先立つ党会合では、相次ぐ退陣要求を念頭に「一致団結、日本と世界のために共に働きたい」と呼び掛けた。

一方、立憲民主党の野田佳彦代表は記者会見で、暫定税率廃止に触れ、「(政府・与党と)責任を持ち合う」と実現に向けた意欲を強調。内閣不信任決議案の今国会提出については「秋だっていい」と見送る考えを示唆した。

【時事通信社】 〔写真説明〕第218臨時国会が召集され、参院本会議に臨む議員ら=1日午前、国会内

2025年08月01日 17時25分


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