立憲民主党は1日、先の参院選の総括に向け、両院議員懇談会を国会内で開いた。与党を過半数割れに追い込む一方、獲得議席は改選22議席から横ばいの結果に終わり、出席者からは人事刷新も含めて執行部の責任を問う声が相次いだ。
野田佳彦代表は、懇談会に先立つ両院議員総会で「元職・現職で戻れない方が出た。痛恨の極みだ」と陳謝。その上で、次期衆院選を念頭に「厳しく総括し、次に備えたい」と強調した。
立民は比例代表の得票数で、自民、国民民主、参政各党に次ぐ4位に沈んだ。懇談会では、中堅議員が「立民は野党第3党だ。再出発するには、けじめをつけるべきだ」と執行部を批判。若手議員も「惨敗という認識を持つべきで、人事は刷新すべきだ」と求めた。
小沢一郎衆院議員は7月末の記者会見で、野田氏の引責を暗に要求している。1日も、出席者から「野田氏にリーダーシップを感じない」との指摘があったという。
【時事通信社】
〔写真説明〕立憲民主党の会合であいさつする野田佳彦代表(中央奥)=1日午後、国会内
2025年08月01日 20時58分