米中首脳会談、韓国で30日に=高市首相とは28日―2期目初のアジア歴訪へ・トランプ氏



【ワシントン時事】レビット米大統領報道官は23日に記者会見し、トランプ米大統領が24~30日の日程でマレーシアと日本、韓国を歴訪すると発表した。中国の習近平国家主席と30日に韓国で会談。これに先立ち、28日には日本で高市早苗首相との初会談に臨む。

第2次政権発足後、トランプ氏のアジア歴訪は初めて。貿易や台湾、南シナ海問題で米中対立が続き、米国の高関税政策に各国が対応を迫られる中、トランプ政権のアジア地域への関与姿勢が焦点となる。

トランプ氏は現地時間26日午前(日本時間同)にマレーシア入りしてアンワル首相と会談し、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席。27日午前に日本に向けて出発する。

高市氏とは28日午前に会談を行い、日米同盟強化などを巡り議論し、首脳間の関係構築を図る。日米関税合意の署名式も開かれる見通し。29日午前に韓国へ移り、李在明大統領と会い、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の関連行事に参加する。

習氏とは、2期目では初の対面会談を30日午前に行う。米国の対中関税のほか、中国が強めるレアアース(希土類)輸出規制や台湾周辺での威圧的行動などについて協議するとみられる。トランプ氏と習氏の直接会談は、大阪での20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて行った2019年以来。

【時事通信社】 〔写真説明〕握手をするトランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席=2019年6月、大阪市(AFP時事)

2025年10月24日 09時10分


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