
【ソウル時事】北朝鮮の朴明浩外務次官は10月31日、談話を発表し、韓国大統領府が11月1日の中韓首脳会談で非核化を議論する方針を示したことについて、「非核化は実現不可能なばかげた夢だ」と反発した。朝鮮中央通信が1日、報じた。
中国の習近平国家主席と韓国の李在明大統領は1日に同国・慶州で会談。談話は、中韓首脳が北朝鮮の非核化に向けて連携しないようにけん制する狙いで出されたとみられる。朴氏は「(北朝鮮の)核保有国の地位を否定しようとする姿勢は非常識だ」と主張し、韓国政府を非難した。
李氏の6月の大統領就任後、習氏との対面会談は初めて。韓国大統領府報道官は10月31日の記者会見で、想定される会談の主要議題として「朝鮮半島の非核化と平和の実現」を挙げた。
【時事通信社】
〔写真説明〕北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記=10月23日、平壌(朝鮮中央通信が同24日配信)(AFP時事)
2025年11月01日 16時15分