米ロ・ウクライナ、初の3者協議へ=UAEで高官級、領土問題テーマに



【ベルリン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシアとの和平交渉に関し、米国を交えた3カ国による協議を23、24両日にアラブ首長国連邦(UAE)で行う見通しだと明らかにした。3カ国の交渉団が一堂に会するのは初めて。スイスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)で語った。

ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)も23日にUAEの首都アブダビで3者協議が行われることを確認した。協議には、米国のウィトコフ中東担当特使やウクライナのウメロフ国家安全保障・国防会議書記ら高官が出席する方向。和平交渉は一段階進む形だが、領土問題でウクライナとロシアの隔たりは埋まっていない。

ウクライナのメディアによると、ゼレンスキー氏は23日、ロシアが割譲を求める東部ドンバス地方の扱いが「最大の議題」になるとの見通しを示した。ウシャコフ氏も「領土問題を解決しない限り、長期的な(紛争)解決の見込みはない」というロシアの立場を強調した。

ダボス会議に登壇したゼレンスキー氏は、和平案の策定作業については「最後の1マイルだが、非常に難しい」と述べた。民間インフラへの攻撃を続けるロシアの交渉姿勢に懐疑的な見方を示し、3者協議では「ロシア側の妥協」を引き出す必要があると強調した。

【時事通信社】 〔写真説明〕22日、スイスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)で演説するウクライナのゼレンスキー大統領(AFP時事)

2026年01月23日 19時55分


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