東京都台東区の路上と羽田空港(大田区)の駐車場で、多額の現金を運搬中のグループが相次いで襲われた事件で、羽田の事件の襲撃犯4人組が乗る車に、偽造とみられるナンバープレートが使われていたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。同事件では、グループの車にスーツケース2個に入った現金計約1億9000万円があったが奪われなかった。警視庁は、4人の行方を追っている。
捜査関係者などによると、羽田の事件は30日午前0時10分ごろ発生。第3ターミナルに隣接する駐車場3階で、白い車に乗った4人組が50代の日本人男性らのグループに接近して「何してるの」と声を掛け、助手席などからスプレーを噴射したり、ハンマーで男性の車の窓ガラスをたたいたりし、何も奪わずに逃走した。
同庁暴力団対策課が白い車のナンバーを照会したところ、該当はなかったといい、偽造されたものとみられる。
香港でも同日午前、日本人男性2人が2人組に日本円約5800万円入りのリュックサックを奪われる事件が発生した。被害男性は、羽田の事件の被害者と同一だった。
一方、台東区で現金計4億2300万円が入ったとみられるスーツケース三個が奪われた事件では、現場から逃げた3人組が途中で乗り換えた車は暴力団関係者名義とみられる。
台東区と羽田のいずれの事件も、多額の現金は香港に運ばれる途中だった。同課が詳しく調べている。
【時事通信社】
2026年01月31日 14時33分
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