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祈り込め、大空舞うたこ=ガザへ「希望捨てないで」―岩手・釜石の住民有志



イスラエル軍とイスラム組織ハマスの激しい戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ。同地区では東日本大震災を機に、震災で被災した岩手県釜石市との間で互いの平和を願ってたこ揚げを行う交流が続いている。「希望を捨てないで」。戦闘の早期終結が見通せない中、遠く離れた釜石から祈りを込め、たこを大空に掲げる人たちがいる。

1月8日午前、釜石市の鵜住居地区の広場に集まった子どもたちが一斉に駆け出すと、風に乗ったたこが青空に舞い上がった。「平和」「繋」。思い思いに書き込んだメッセージが空に浮かぶ様子を、子どもたちは満足げに眺めていた。

この日は企画した実行委員会の呼び掛けで、小中学生ら約30人が参加。同市の唐丹中3年の香川彩夏さん(15)はつらい状況でも互いに支え合える関係が続くことを願い、たこに「共に」の2文字を書いた。

ガザ南部のハンユニスでは2012年から、東日本大震災の被災者への連帯を示そうと、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の主催でたこ揚げを始めた。被災地からも感謝の気持ちを伝えようと、15年から釜石市でも有志がたこ揚げを始め、交流を深めている。

実行委の佐藤直美さん(50)=仙台市=は昨年10月の衝突以降、ガザにいる知人と対話アプリで連絡を取り続けている。「毎晩が悪夢だ」「毎日が最期の日だと思っている」。友人から届くメッセージには暗い言葉が並んでいた。

佐藤さんは「たこ揚げで何かが変わるとは思わないが、いつもガザを心配している気持ちを伝えたかった」と企画の意図を語る。

たこ揚げが行われた鵜住居地区の広場は19年3月、東日本大震災の教訓を後世に伝えるために整備された。岩手大4年で実行委の野呂文香さん(22)は「ガザはたこ揚げを通じて復興を願ってくれた」と説明。「彼らが大変な状況だからこそ、これからもたこ揚げを続けたい」と力を込めた。

【時事通信社】 〔写真説明〕激しい戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの平和を願い、たこを揚げる野呂文香さん=1月8日、岩手県釜石市 〔写真説明〕激しい戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの平和を願い、たこを揚げる人たち=1月8日、岩手県釜石市 〔写真説明〕激しい戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの平和を願い、たこを揚げる子どもたち=1月8日、岩手県釜石市 〔写真説明〕激しい戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの平和を願い、たこにメッセージを書く参加者=1月8日、岩手県釜石市

2024年02月24日 05時21分


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