理化学研究所は18日、現在運用中のスーパーコンピューター「富岳」(神戸市)の後継機「富岳NEXT」(仮称)について、全体のシステム構成や中央演算装置(CPU)などの基本設計業務を富士通が担当することに決まったと発表した。
富士通は現在の富岳や先代の「京(けい)」も理研と共同開発しており、これまでに培った知見を生かす。
理研は1月、2030年ごろの運用開始に向けて後継機開発に着手。世界最高水準の人工知能(AI)性能を実現し、AIとの融合で総合的な計算速度を富岳の数十倍に高めることを目標としている。
2025年06月18日 18時17分
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