
昨年1年間にSNSで知り合った相手から性犯罪などに遭った小学生が前年から約2割増の167人となり、統計が残る過去10年で最多だったことが26日、警察庁のまとめで分かった。被害の低年齢化が進んでいるとみられ、同庁はSNS投稿の監視や、誘引する書き込みに対する警告などに取り組むとしている。
同庁によると、18歳未満の子ども全体の被害件数は前年比5.4%増の1566人。小学生は前年の136人から31人増え、男児は7人いた。2016年との比較では、高校生が約4割減少した一方で、小学生は約4倍に増えていた。
被害者の年齢で最も多いのが11歳の71人、次いで12歳の57人。同庁は「スマートフォンを持ち始める年齢は10歳が多いとされる。使い慣れて危機意識が薄れた影響ではないか」と推測する。
被害別では不同意わいせつ55人、児童ポルノ45人、不同意性交等24人など。
端緒となったSNS別ではインスタグラム、TikTok、LINEの三つで計85件と約半数を占めたが、コミュニティーアプリの「ZEPETO」が14件、「パラレル」が12件と、接触ツールが多様化している傾向がみられた。オンラインゲーム経由の被害は22件で高止まりしている。
18歳未満の被害者で、有害サイトの閲覧を制限するフィルタリングを利用していた割合は約1割にとどまった。同庁担当者は「半数超は趣味など犯罪に関係ない投稿から誘われている。被害防止には利用サイトや『友達登録』について、保護者らと話し合い、フィルタリングを使うことが望ましい」としている。
〔写真説明〕携帯電話の画面に表示されたSNSアプリ=資料(AFP時事)
2026年02月26日 20時31分