
「事業者や国の利害が優先された」。四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)を巡る集団訴訟で、運転差し止め請求を退けた26日の山口地裁岩国支部判決に原告団の木村則夫団長(70)は悔しさをにじませた。
判決後、法廷では、退廷する裁判長らに傍聴席から「恥知らず」と非難の声が飛んだ。
弁護団の田畑元久弁護士は記者会見で、判決について「四国電力の主張をうのみにしている」と訴え、「請求棄却に持って行くつもりだったと言わざるをえない」と強調した。平岡秀夫弁護士は「福島第1原発で起こったことを裁判所は忘れている」と憤った。
同日午前11時15分すぎ、地裁前で棄却の決定を伝えられた支援者らは「不当決定」などと書かれた紙を掲げた。支援者の大野恭子さん(74)は「未来に責任を持つなら原発をなくすべきだ。本当に残念」と話した。
〔写真説明〕山口地裁岩国支部での伊方原発差し止め訴訟判決を受けて、会見を開く弁護団ら=26日午後、山口県岩国市
2026年02月26日 17時28分