安福容疑者の鑑定留置終了=99年主婦殺害―名古屋地検



1999年、名古屋市西区のアパートで主婦高羽奈美子さん=当時(32)=が殺害された事件で、名古屋地検は27日、殺人容疑で逮捕された安福久美子容疑者(69)について、事件当時の刑事責任能力を調べるための鑑定留置を終了した。嘱託した精神科医ら専門家の鑑定結果を踏まえ、勾留期限の3月5日までに起訴するかどうかを決める。

安福容疑者は99年11月13日、西区稲生町のアパート2階一室で、高羽さんの首などを刃物で刺して殺害した疑いが持たれている。昨年10月末に愛知県警に逮捕され、同11月中旬から鑑定留置されていた。

安福容疑者は高羽さんとは面識がなかったものの、高羽さんの夫の悟さん(69)とは高校時代の同級生で、一方的に好意を寄せていたことが判明している。当初は取り調べに応じ、「逮捕されるまでの26年は毎日不安だった」「高羽さんには申し訳ないと思っている」などと話していたが、間もなく黙秘に転じた。

悟さんは自宅近くで取材に応じ、「当初はうそ偽りなく供述して早く刑に服してほしいとの希望だったが、そんな希望が通らないことはよく分かった。鑑定留置から戻っても素直にしゃべるとは思えず、今は希望が全くないのが現状です」と心境を吐露した。

〔写真説明〕事件現場となったアパートの一室=2025年11月、名古屋市西区

2026年02月27日 17時16分


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