東海大付属福岡高校(福岡県宗像市)で2021年、2年生の男子生徒=当時(17)=が自殺した問題で、県が設置した再調査委員会は13日、報告書を県に提出した。先輩からのいじめが自殺の一因だったと認める一方で、「いじめ行為のみを直接的な原因と断定することはできない」とした。
学校側が23年に提出した調査報告書は複数のいじめを認定したが、「自殺の直接的な原因は特定できない」と結論付けていた。遺族の要望を受けて県が再調査委を設置していた。
再調査報告書などによると、男子生徒は剣道部に所属。1年生の時に部活の複数の先輩から、粘着テープで身体を動かせない状態にされ、わいせつな行為を受けるなどのいじめを受けた。
同報告書は、いじめを含む人間関係や部活の顧問との信頼関係を挙げ、「自殺は複数の要因が絡み合い、相互に影響し合った結果と考えられる」と指摘。いじめのみが直接の原因だとは「断定することはできない」と結論付けた。
2026年03月13日 19時05分
society