【イスタンブール時事】米ニュースサイト「アクシオス」によると、イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市への地上侵攻を開始した。イスラエル当局者の話として伝えた。同国のネタニヤフ首相は、イスラム組織ハマスの「最後の拠点」と位置付けるガザ市の制圧を目指している。
イスラエル軍はこれまで、人口約100万人のガザ市から30万人程度が避難したと説明している。ただ、依然多数の住民が残っており、地上侵攻が行われれば犠牲者の増加は避けられないとみられる。
イスラエルは最近になって、ハマスの軍事拠点として使用されているとして、ガザ市内の高層建物を相次いで破壊してきた。アクシオスによると、15日夕に軍はガザ市に対し、大規模な空爆を実行。その後、戦車が市内に侵攻したという。
【時事通信社】
〔写真説明〕15日、パレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市で、イスラエル軍の空爆を受けて倒壊する建物(AFP時事)
2025年09月16日 12時38分