【エルサレム時事】エジプト大統領府は11日、東部シャルムエルシェイクで13日にパレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘終結に関する国際会議を開催すると発表した。シシ大統領とトランプ米大統領が共同で議長を務め、20カ国以上の首脳級が参加するという。
トランプ氏は13日にイスラエルを訪れた後にエジプト入りする。会議にはスターマー英首相、フランスのマクロン大統領ら欧州各国の首脳、国連のグテレス事務総長らが出席。カタールやトルコなどガザ停戦実現に向けて仲介役を果たしてきた国々からも首脳級が参加する見通しだ。ただ、AFP通信によるとハマスは参加せず、イスラエルも代表団を派遣しない。
エジプト大統領府は「(トランプ氏の)中東地域で和平を達成するというビジョン」を踏まえて会議が開催されると説明。トランプ氏が示したガザ和平案を基に協議し、結束をアピールする狙いがあるとみられる。
【時事通信社】
〔写真説明〕11日、エジプト東部シャルムエルシェイクで、パレスチナ自治区ガザの和平を巡る国際会議を控え、掲揚される各国の国旗(AFP時事)
〔写真説明〕エジプト東部シャルムエルシェイク=7日(AFP時事)
2025年10月13日 12時46分