ASEAN、26日首脳会議=ミャンマー情勢など協議



【クアラルンプール時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が26日、議長国マレーシアの首都クアラルンプールで行われる。関連会合を含め3日間の日程で、内戦が続くミャンマー情勢や、フィリピンなどと中国が領有権を争う南シナ海の問題が議題となる見通し。

ASEAN首脳は、ミャンマー軍事政権が年末から実施予定の総選挙への監視団派遣の是非を協議する。軍政が暴力の即時停止などの5項目合意を履行していない中で監視団を送れば、軍政の正統性を認めることになりかねず、難しい対応を迫られる。国軍トップのミンアウンフライン総司令官は出席しない。

マレーシアのモハマド外相は、首脳会議に先立つ25日に行われた外相会議で、ミャンマーの危機が解決されなければ、「犯罪や難民といった数多くの問題が国境を越えて広がるだろう」と指摘。「地域全体での関与が必要だ」と訴えた。

【時事通信社】 〔写真説明〕25日、マレーシアの首都クアラルンプールで記念撮影に応じる東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の外相ら(EPA時事)

2025年10月25日 18時07分


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