米パラマウントが勝利=ネトフリ撤退―ワーナー買収合戦



【ニューヨーク時事】米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収を巡り、米競合のパラマウント・スカイダンスが26日、米動画配信サービス大手ネットフリックスに競り勝った。ワーナーがパラマウントの提案の方が「優れている」と発表。ネットフリックスは対抗する提案を出さず、買収合戦からの撤退を表明した。

ワーナーは「ハリー・ポッター」「バットマン」などの作品で知られる名門映画スタジオを傘下に持ち、争奪戦が展開されてきた。昨年12月にネットフリックスがワーナーを買収することで最終契約したと発表したが、パラマウントはすぐに敵対的買収の手続きを開始。今月、買収条件を引き上げた修正提案を示していた。

パラマウントの修正提案は、従来は1株当たり30ドルとしていた買い取り価格を1株31ドル、負債を含む総額で約1110億ドル(約17兆円)に上積みした。ワーナーがネットフリックスとの契約を破棄する際の違約金や、規制当局の承認が得られず合併が破談となった場合の手数料を支払うことも盛り込んだ。

ネットフリックスの契約は、ニュースチャンネルのCNNなどを買収対象とせずに、1株当たり27.75ドルで買い取る内容だった。同社は26日の声明で、パラマウントと同等以上の条件でワーナーを獲得しても「もはや財務的に魅力がない」と指摘。このため、対抗のための新たな提案を「辞退する」と述べた。

パラマウントのデービッド・エリソン最高経営責任者(CEO)は同日、「ワーナーの取締役会が当社提案の優れた価値を満場一致で認めたことをうれしく思う」とのコメントを発表した。

〔写真説明〕米パラマウント、ワーナー、ネットフリックス各社のロゴ(AFP時事)

2026年02月27日 14時16分


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