イスラエルがガザ空爆=反撃と主張、停戦維持に懸念



【カイロ時事】イスラエル軍は19日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファを空爆したと発表した。イスラエルとイスラム組織ハマスによるガザ和平案の「第1段階」合意が10日に発効して以降、最大の攻撃とみられ、停戦維持に関して懸念が高まっている。

イスラエル軍は声明で、ガザ内で活動中の部隊に向けて「テロリスト」が対戦車ミサイルを発射したなどと主張。反撃として攻撃に利用されたとみられる地下トンネルの入り口などを空爆したという。軍がガザ北部を空爆したとの情報もある。

一方、イスラエル首相府は18日、ネタニヤフ首相がガザとエジプトの境界にあるラファ検問所の閉鎖継続を指示したと発表した。ハマスによる人質の遺体返還など合意内容の履行状況によって、再開するかどうかを判断するという。

【時事通信社】 〔写真説明〕パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所=19日(ロイター時事)

2025年10月19日 21時44分


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