
【バンコク時事】ミャンマー軍事政権が主導する総選挙の第3回投票が25日実施された。昨年12月に第1回、今月11日に第2回が行われ、今回が最終投票。選挙管理委員会の発表によると、国軍系の連邦団結発展党(USDP)と国軍が指名する議席を合わせ、すでに親軍勢力が上下両院の過半数に達している。
第3回投票は、全330郡区のうち、治安上の懸念を理由に中止が決まった地域を除いた61郡区で行われた。選管は結果が判明した上下両院287議席の8割に上る233議席をUSDPが獲得したと発表している。
21日付の国営紙によれば、国軍トップのミンアウンフライン総司令官は、3月に議会が招集されると述べた。さらに「選挙の第1回、第2回の結果は透明性を持って公表されている。手続きに従い、国家の責任は勝利した政府に移管される」と主張した。新政府は4月に発足する見通し。
軍政は投票率について、第1回は52.13%、第2回は55.95%と発表した。国営紙は、選挙を妨害したとして計404人に法的措置が取られたと伝えた。民主派指導者アウンサンスーチー氏(拘束中)が率いていた国民民主連盟(NLD)は2023年に解散に追い込まれており、民主派は「(総選挙は)見せ掛けだ」と批判している。
【時事通信社】
〔写真説明〕25日、ミャンマー最大都市ヤンゴンで総選挙の票を投じる有権者(EPA時事)
2026年01月25日 16時06分