「言語道断」とICC非難=イスラエル首相らの逮捕状請求―米大統領



【ワシントン時事】バイデン米大統領は20日、ホワイトハウスで演説し、国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)のカーン主任検察官がイスラム組織ハマス指導者と並んでイスラエルのネタニヤフ首相らの逮捕状を請求したことを「言語道断だ」と非難した。また、カーン氏の主張を「拒否する」と表明した。

バイデン氏はパレスチナ自治区ガザでの戦闘について触れ、「今起きていることはジェノサイド(集団殺害)ではない」と明言。「イスラエルとハマスは決して同じではない」とも述べ、イスラエルが民間人保護に取り組んでいることは「明らかだ」と強調した。

その上で、「イスラエルの安全保障への脅威に対し、米国は常に共に立ち向かう」と語った。米国内で高まる反ユダヤ主義を容認しない考えも改めて表明した。

【時事通信社】 〔写真説明〕バイデン米大統領=19日、中西部ミシガン州デトロイト(AFP時事)

2024年05月21日 18時06分


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