米補選、トランプ氏に逆風=テキサス州で民主連勝



【ワシントン時事】米民主党が、南部テキサス州で行われた連邦議会下院、州議会上院の補欠選挙(1月31日投開票)でいずれも勝利した。トランプ大統領は物価高や強硬な不法移民対策への批判で支持率低迷にあえいでおり、11月の中間選挙を前にさらなる逆風となった。

「私は関与していない。テキサス州の地方選だ」。トランプ氏は1日、州上院補選で共和党候補が敗れたことを受け、記者団にこう強調した。

今回の州上院補選の結果は「波乱」(ワシントン・ポスト紙)として、米政界で衝撃をもって受け止められている。補選は4期務めた共和党議員の辞任に伴うもので、同党が長年議席を維持してきた地盤。トランプ氏は2024年大統領選で同選挙区を17ポイント差で制しており、共和党候補を「真のMAGA(マガ=米国を再び偉大に)戦士だ」と呼び、投票を呼び掛けていた。

それにもかかわらず、民主党候補が14ポイント以上の差をつけて圧勝した。敗北した共和党候補は声明で、「今回の結果は全米の共和党員への警鐘だ。民主党は勢いづいていた」と指摘。南部フロリダ州のデサンティス知事(共和党)も自身のX(旧ツイッター)で、「共和党は中間選挙に向け、政治情勢を冷静に見極めるべきだ」と危機感を強めた。

民主党議員の死去による連邦下院第18選挙区補選の決選投票では、中西部ミネソタ州の市民射殺事件で反発を招く移民税関捜査局(ICE)の解体などを訴えた同党候補が勝利。連邦下院の議席数は共和党218に対し、民主党214と差が縮まり、予算案など重要法案の審議が続く中、共和党にとって議会運営が一段と苦しくなることは避けられない。

民主党は昨年11月にニューヨーク市長選を含む地方3選挙で全勝するなど、最近の選挙で好調を維持している。同党全国委員会のケン・マーティン委員長はXで「歴史的な成果を積み上げている」と強調し、中間選挙での上下両院の過半数奪還に意欲を示した。

【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ米大統領=1日、南部フロリダ州パームビーチ(AFP時事)

2026年02月04日 08時02分


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